アナログ風液だまりペンの作り方 CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)
今回は自分がらくがき用に使っているクリスタ用アナログ風液だまりペンの作り方を紹介します。
作り方
コピーを作る
まず①適当なペンを選択します。今回はGペンを選択しました。
その後、②右下のアイコンをクリックしサブツールのコピーを作ります。
名前を決める
次に名前を決めます。なんでもいいですが、今回はわかりやすく液だまりペンにしてみました。
それ以外は特に弄らずにOKをクリックしてください。
サブツールの設定を変える
ツールプロパティの右下のスパナマークのアイコンをクリックするとサブツール詳細ウィンドウが出ます。
今回は線の形を弄るのでブラシサイズと入り抜きの設定を変えます。
ブラシサイズの設定
ブラシサイズの項目の右にあるボタンをクリックするとブラシサイズ影響元設定が出ます。
今回は筆圧と速度にチェックを入れて、筆圧の最小値を20ぐらい、速度の最小値を30ぐらいに設定しました。
設定についての解説は後ほどするので、そんなのどうでもいいという方はとりあえず画像の数値に設定するといいでしょう。
入り抜きの設定
入り抜きは正直微妙な変化なので、何も設定しなくてもそれっぽくなります。めんどくさい人はスルーしても大丈夫です。
入り抜き→入り抜き影響先設定のブラシサイズ、ブラシ濃度にチェックを入れます。値は両方とも18に設定しました。
指定方法は長さ指定で、抜きのところにチェックを入れて値を18に設定しました。
とりあえずこれで完成です。
解説
設定の細かい解説をします。これらが理解できれば自分で調整もしやすくなると思います。これが正しいという確証はないので、あくまでも参考程度にしてください。
ブラシサイズ影響元設定について
筆圧
筆圧の最小値は筆圧設定のグラフの出力の最小値を決めています。(ブラシサイズの最小値)数学で言う値域とか最小値みたいな感覚です。
図で表すとこんな感じ
最小値0%の時はブラシサイズ(出力の大きさ)が筆圧が減るにつれて徐々に小さくなっていくので、抜きがすごくとがった線になります。
最小値を30%に設定した場合、筆圧が下がったとき(上のグラフの場合筆圧50%ぐらい)、出力30%のときのブラシサイズが維持されます。つまり抜きがちょっと太くなります。
速度
線をひく速度によってブラシサイズを変化させる項目です。最小値はブラシサイズの倍率を意味しています。
最小値0%(ブラシサイズが0)の時は速度が最大になったとき線が消えます。基本的にここの最小値は0%にしません。早く線をひいたら線が消えるということです。
今回紹介したように液だまりっぽい線を表現する場合、最小値を少し小さめに設定することで入り抜きを強調することができます。
ちなみに最小値100%(ブラシサイズは選択した値)にすると速度にかかわらず線はブラシサイズ一定になります。60ならずっと60のまま入り抜きのない線が描画されます。
すごく難しかったのでよくわからないかもしれませんが解説してみました。